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胃潰瘍 十二指腸潰瘍
胃内視鏡検査(胃カメラ) ヘリコバクターピロリ菌
胃潰瘍
胃潰瘍は40〜50才代の男性に多く、喫煙、ストレス、薬剤、遺伝、ヘリコバクターピロリ菌等の原因で起こります。症状はみぞおちの痛み、吐き気、食欲不振、背中の痛み、黒色便等で、症状なくたまたま検診などで見つかる場合もあります。症状がある時は胃カメラで確定診断を要します。診断がつかないと、服薬期間も決められませんし、胃潰瘍と胃癌の合併もありますので、薬だけ飲んで痛みがなくなっても、胃癌は残って手遅れになる事もあります。原則としては胃カメラをお勧めしています⇒胃内視鏡(胃カメラ)の項 
日常生活の注意点は、禁煙(胃酸分泌亢進 胃粘膜血流低下がタバコの欠点)、飲酒・コーヒーを控え、規則正しい食生活をし、ストレスをなるべく除き、過労を避ける事です。治療はほとんどの場合、3種類のお薬を飲むだけで済みます。出血がひどい場合や、上記の注意が守れない場合は安静入院や手術となる事もあります。現在は特効薬がありますが再発はしやすく、慢性の病気と考えます。最近、ヘリコバクターピロリ菌が胃の中に存在する方はそれを除菌する事により胃潰瘍が繰り返しにくくなりました。⇒ヘリコバクターピロリ菌の項
胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃内視鏡検査は苦しい検査とお考えではないでしょうか。当院では希望により、鎮静剤を注射で投与し、少しでも楽に検査が出来る様努力しております。効果は人により異なりますが、よく効く人は全く寝てしまいます。あまり効かない人でも、体の力が抜け(これがこの検査で一番大事な点です。)ボーッとした状態での検査になり、かなり楽に行えます。検査終了後は鎮静剤の拮抗剤を注射しますので、すぐにかなりはっきりします。又寝てしまっていても、後でモニターで撮った画像を見ながら説明を聞くことも出来ます。過去に胃カメラで苦い経験のある方で、胃カメラが必要と思われる方や、検診で要精査の方はどうぞお越し下さい。
ヘリコバクターピロリ菌
この菌は胃内に存在し、強酸である胃酸の中で自らアンモニアを産生し、中和して生存する強敵です。この菌が存在すると胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返し易くなります。ただ現在では抗生物質2種類と抗潰瘍剤の組み合わせにより、90%以上の確率で菌を殺す(除菌)事が出来ます。正確に言いますと 最初に行う一次除菌で70−80%の方が除菌に成功します。一次除菌で成功しなかった方には、抗生物質を変更した二次除菌があります。これにより残りの80%の方が除菌できます。当院ではこの菌の検査および除菌を積極的に行っております。除菌および検査の対象者は保険診療では胃潰瘍又は十二指腸潰瘍に限られていますので、胃カメラにて潰瘍又は潰瘍の痕とピロリ菌の存在を確認してから除菌となります。除菌療法の期間は1週間です。除菌が成功すれば潰瘍の再発率は1/5〜1/8程度に下がり、医者(胃薬)いらずとなる事も夢ではありません。
十二指腸潰瘍
基本的な事は胃潰瘍の項を参考にして下さい。胃潰瘍との違いは、
@ストレスによるものがより多い事。
Aみぞおちの痛みが空腹時に多く、食事により一時的に改善する事。
Bヘリコバクターピロリ菌除菌により、治ゆする確率がより高い事。
C抗潰瘍剤を服用した場合、治ゆが早い事。
D十二指腸の壁は薄く、穴が開いて腹膜炎になりやすい事。
E痛みが体の中心よりやや右よりなため、胆石症と間違われやすい事。
F胃から十二指腸へ抜ける穴は狭いので、繰り返し潰瘍を作ると変形し、さらに狭くなり、場合により通過障害が起こり手術が必要となる事がある。
G十二指腸癌は非常にまれである事。  などです。
治療薬はほぼ同じですが、プロトンポンプ阻害剤という特効薬の使用可能期間は、胃潰瘍が8週に対し、十二指腸潰瘍は6週と短くなっています、これはCが裏付けにあるようです。
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